2017年に見た映画、よかった作品ととてもよかった作品
劇場で見た作品の中から個人的な好みで選びました。
鑑賞からだいぶ経っているものもあるので、覚え違いやら何やらがあったらすみません。
「よかった」
アクション。パチパチはまっていく展開が心地いい。
クライムカーアクション?映像と音楽、効果音のシンクロが楽しい。
デカいコング。暴れる。楽しい。でかい。それ以上いらない!!!
■T2 トレインスポッティング
20年前の前作を踏まえつつ、変わったこともあり、変わらないものもあり、どうして俺たちこうなっちまったんだろうなぁ…という作品。締めが完璧。
ナイーブな人間ドラマ。時間が経とうがつらいものはつらい。終わり方が好き。
■ギフテッド
こちらもヒューマンドラマ。天才的な才能を持つ少女にとって、どういう環境で育つことが幸せなのか?
過去最高に爽快で青春なスパイディ。
■マイティ・ソー バトルロイヤル
過去最高に笑えて楽しいソー。
「とてもよかった」
■ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー vol.2(リミックス)
個人的な2017年ベスト。
地球生まれ宇宙育ちの主人公と悪そうな奴ら(暗殺者、復讐者、動く樹木、アライグマ)(※仲間)が銀河の危機をどうにかするお話、の続編。
SF×70年代ポップスの軽快なノリは健在で、たいへん楽しい映画でした。
あと今作、ヨンドゥという青いおじさんがハチャメチャに渋くてイカしてるのでおじさん好きの方にもオススメです。前作と併せてどうぞ。
■メッセージ
突然地球に来訪してきた知的生命体の目的を、彼らの異言語の解読を通して徐々に解き明かしていくSF。
基本的に派手さはないけど、ふわふわ浮くタコ型生命体に面と向かっての言語解読パートのドキドキ感たるや。
メッセージを読み解いていった末の主人公の選択にも考えさせられる、哲学的で内省的な作品。
■ブレードランナー2049
前述の『メッセージ』と同じくドゥニ・ヴィルヌーヴ監督作品。
近未来の世界で生産され使用される人造人間「レプリカント」と、逃亡・反抗したレプリカントを処理する「ブレードランナー」を描くお話、の続編。
カルト的な人気もある前作に比べると映画として見やすくなった印象だけど、人としての尊厳、自由に生きられない命をどのように生きるか、みたいなテーマはしっかり継承されてたかなと。
そしてジョイは健気で可愛くて…ほんま…。
田舎町、心を閉ざした少年と人魚のボーイミーツガール。
独特にヌルヌル動く絵、テンションの上がる音楽、終盤の盛り上がりが最の高でした。
バンド物の映画でもあるので、そのあたりが好きな方はぜひ。
■サバイバルファミリー
ウォーターボーイズやスイングガールズで有名な矢口史靖監督のコメディ。
「電気がなくなった世界」でサバイバルする一家族の話。
重たい描写(ペースメーカーを使ってる近所のおばあちゃんが…とか)も意外とあるけど基本的にはクスクス見られるし、電気がないからこそできること、わかることの発見が面白かったです。
家族で見るにも良い作品じゃないかなと思いました。(僕はひとりで見ました)
夢を追いかける男女のなんやかんやを描いたミュージカル映画。僕はひとりで見ました。
オープニングのハッピー感、エンディングの華やかさは2017年見た中でも随一。
たぶん話の筋は共感する人としない人が分かれてくるんだろうとは巷のレビューを見ても思ったけど、僕はわりと「わかる~~」ってなったクチでした。
ケツから腐敗ガスを吹き出す死体にまたがって無人島脱出、タイトルロゴがドーン、っていう、もうとてもアホなんだけど、見てる内になぜか心が持っていかれた感動奇作。
主人公と死体のバディ物というかブロマンスというか、なんと言ったらいいのか…。
下ネタも多分に含まれるし好む人は選びそうだけど、映画好きの方とダニエル・ラドクリフの尻を見たい方にはお試しいただきたい一本。人の声によるオーガニックな音楽もよい。
「総評」
面白い映画がたくさんで良い年でした。